手軽に出会いを求められるツールのマッチングアプリですが、中にはあなたを食い物にしようとする危険人物も潜んでいます。
出会いを求めて登録したマッチングアプリでとんでもないトラブルに巻き込まれてしまった…という人が結構多いのも事実です。
単に体だけの関係を求めて登録したヤリモクだったり、相手を騙そうと思って登録するような人は、そういう危険人物に引っかかったとしても自業自得ですが、真剣な出会いを求めて登録している人にとっては、とても迷惑な存在ですよね。
そこで今回は、マッチングアプリでトラブルに巻き込まれないための見分け方と「危険人物のトップ3」を紹介します。
マッチングアプリに潜む危険人物トップ3
1.美人局(つつもたせ)
「美人局」とは、マッチングアプリを使って早々に男性と会う約束をし、まんざらでもない態度でラブホテルなどに誘って男女の関係を持った後に彼氏や夫と名乗る人物が現れ、慰謝料などの金銭をを請求するという犯罪(詐欺行為)のことを言います。
中にはデートした後で「私が勤めているお店(或いは親しくしてるお店)に飲みに行こうよ!」などと男性が断りにくいシチュエーションでお店に誘い、行ったが最後、そこでとんでもない金額を請求されてしまうという美人局まがいのこともあります。
とにかく手口は巧妙で、仲間がラブホテルに入るところやホテルの部屋に押し込んできて女性といるところの写真を撮るなどして、動かぬ証拠を押さえたとばかりに「勤め先や家族にバラすぞ!」と脅迫してきます。
特に、男性が既婚者の場合、警察や弁護士にも相談できず泣き寝入りしてしまう事が多く、要求される慰謝料の金額も100万円単位というのも珍しくありません。(ただ、既婚者の場合は自業自得と言えないでもないのですが…)
しかし、独身者でも安心はできませんよ。未成年者の女性が会うまで年齢を偽ったり、隠すなどしてデートに誘って関係を持ち、その後で仲間たちが出てきて犯罪行為だと脅かされ、金銭を要求されることもありますので気をつけてください。
このように「美人局」をはじめ、これに類似する犯罪行為を目的にマッチングアプリに登録している危険人物に引っかからないように注意が必要です!
2.副業や投資、マルチビジネスなどへの勧誘目的
これは、ある程度親しくやり取りを続け、頃合いを見て「儲かる副業があるんだけど…」「もの凄く有利な投資の話があるんだけど…」などと誘いをかけてくる危険人物たちです。
普段なら、そんな美味しい話があるはずが無いと思っている人でも、マッチングアプリで好みのタイプの相手から言われると、せっかく親しくなれたのに嫌われたくないとか、断って連絡が取れなくなるのを恐れるあまり、ついつい話を合わせたり、勧誘に乗っかってしまうという人も少なくありません。
しかし、結果は火を見るより明らかで、お金を巻き上げられたり、借金を背をわされてしまうということになってしまいます。
マッチングアプリでは、美人局に次いで多くいる危険人物だと認識してください!
3.サクラや業者
サクラはみなさんがご存じの通りマッチングアプリや出会い系サイトに雇われ、アルバイトとして会員のお相手をしてポイントを消費させる人たちですね。
同じサクラでも「スマホの調子が悪くて…」など色々な理由をつけて「こちらでやり取りを続けたいんだけど」とメッセージにブログや別の出会い系サイトのURLを送ってきて誘導するサクラがいますが、こちらの方は要注意です。
これらはほぼ全て業者と判断すべきで、別のブログやサイトに誘導されたら、そのURLをタップしないようにしましょう。
最近では、AIのサクラもあるようで、ポイントの消費だけではなく、他のマッチングアプリやサイトへの登録を促したり、余計に課金させるように誘いをかけてくると言われます。
ただ、AIの場合は、どうしても機械的なエッセージになってしまうので、メッセージ内容の違和感で見分けられるという声をよく耳にします。
このようなサクラ(=業者)は、あなたに無駄なお金を使わせようとするマッチングアプリに潜む危険人物です。
マッチングアプリに潜む危険人物の見分け方
マッチングアプリに潜んでいる危険人物は、あらゆる目的を持ってあなたに接触してきています。
目的を早く達成しようとするため、とにかく急いで直接会おうとしたり、その気にさせて他のサイトに誘導したりしてきます。
女性の立場になって考えるとすぐにわかるはずですが、一般の女性は直接会うのを警戒するのが普通ですし、男性がイケメンやハイスペックでもないのに積極的にアプローチを仕掛けてくることなどほとんどありません。
投資話や儲け話と同じように、マッチングアプリでも美味しい話には必ず毒があります。
「登録してすぐに会えるようになった」「これはついている、ラッキーだ」と思っては相手の思うツボですから、じっくり構えて相手を見定めるようにしましょう。
特に自分とは年齢が離れすぎている一見してモテそうな美人や、かわいい子からのアプローチには要注意です!
勧誘目的の相手も同様です。マッチングアプリでは利用規約で勧誘や営業は禁止されているところがほとんどですから、そのような話を持ち掛けられたときは、とりあえず運営側に通報しましょう。
それでは、マッチングアプリの危険人物トップ3の見分け方を簡単に紹介しておきます。
1.美人局や、それに類似する行為を目的とした危険人物の見分け方
すぐに会える相手を募集していたり、マッチング後すぐに会いたがる女性、自分には不釣り合いなくらいモテそうな容姿なのに積極的にアプローチしてくる女性、人目の少ない場所やラブホなどを待ち合わせ場所に指定してくる女性、初対面なのに男性の自宅に行きたがる女性などの場合は「美人局」の可能性が大だと思ってください。
2.副業や投資、マルチビジネスなどへの勧誘を目的とした危険人物の見分け方
プロフィールでの職業が「コンサルタント」や「自由業」などとしていて、異常に年収が高かったり、自由で優雅な生活をアピールしている女性や、マッチング後に恋愛や婚活の話よりもビジネスやお金の話ばかりをしてくる女性、スポーツサークルやセミナー等に誘ってくる女性、自分の投資経験や成功例をアピールする女性などに「勧誘目的の女性」が多い傾向が見られます。
3.サクラや業者など、あなたを別サイトに誘導しようとする危険人物の見分け方
アルバイトのサクラの場合は、男性料金がポイント制の出会い系サイトに多く、あなたのポイントを消費させるのが目的なので、会話が一向に進展しない女性や、話題をコロコロと変えて質問してくる女性がほとんどです。
業者の場合は「副業や投資、マルチビジネス勧誘」と同様に、親しくなったと思わせて言葉巧みに他サイトへの誘導を仕掛けてきます。
それまでは、普通の女性を装ってきますので、見分けにくいという難点がありますが、ポイントは他サイトへの誘導ですから、そのような話が出たら業者だと判断して、それ以上の交流はやめるべきです。
ただ、2chや5chなどの口コミサイトや知恵袋などでは、突然返信こなくなるのは「相手がサクラだから」と疑う投稿が目立ちますが、他のアプリやサイトへの誘導や課金への誘導が無いなら、突然返信が途切れてもサクラと言うより一般のユーザーという可能性の方が高いと言えます。
サクラや業者を避けたければ、月額制の婚活目的のマッチングアプリを使うのが無難です。
マッチングアプリの危険人物への対処法
最後に、マッチングアプリでのトラブルに巻き込まれないために、あなたが心掛けておくべきことをお伝えします。
結論を言うと…己を知り、安易な誘いには絶対乗らないことです!
初めて会うときや、信用できる女性だと判断できるまでは「会うときは人目が多い自分がよく知っている安全なお店や場所を選ぶこと」と「急にエッチを誘われても、誘いに乗らず断る勇気を持つこと」を心掛けておきましょう!